IE6 を見捨てたい開発者として、2009夏での状況を整理してみた
ホント厄介な存在ですよね、IE6って。
意味不明な独自実装の嵐は、まさに開発者泣かせ。その上、企業によっては未だにデフォルトのブラウザとして規定されていたりもしますね。
そんなこんなで日本市場ではIE6は、未だ必須対応の対象だったりしますが、
私個人的には「IE6のサポートなんてしたくない!」という気持ちで一杯なので、今日はそんな最近のIE6事情をまとめてみようと思います。
ついに「youtube」がIE6サポート打ち切りを決めたようです
YouTube、Diggに続いてIE6のサポートを打ち切りか? | TechCrunch Japan
ま、世界的な流れからみれば納得のタイミングですね。
ちなみに、IE6のシェアはこの1年で急激に低下中
Internet Explorer、3月からシェア11.4ポイントをFirefox、Safari、Chromeに譲る | TechCrunch Japan
これは歓迎すべきニュースですね。
皆さん、早くIE8にでも乗り換えちゃってください。
開発者にとってはやはりIE6は敵
開発者たちを救え!IE6の使用を中止せよ | TechCrunch Japan
世の中には、そんなIE6をやっつけようと「IE6 NO MORE」というプロジェクトまであるようです。
Code Samples - IE6 No More
こんな表示をWebサイトに埋め込んで乗り換えを促進させる なんてのはいいアイデアですね。
企業向けWebサービスのアクセス解析結果から
筆者が運営に携わるWebサービスのアクセス解析結果を検証してみました。
※対象となるWebサイトの規模感
- 月間セッション
- 40000
- 月間PV
- 100000
Google Analytics データ
- ブラウザ全体におけるIEのシェア
- 2009/01
- 91.38%
- 2009/07
- 91.41%
- 2009/01
- IE内におけるIE6のシェア
- 2009/01
- 52.60%
- 2009/07
- 51.50%
- 2009/01
結論として、IE6は対応すべき?
アクセス解析結果だけを見れば、残念ながら日本企業向けWebサイトでは、IE6を対応せざる得ないという結論に至らざるえなそうです。
まとめ
今回の調査を終え、
IE6 終わりの日は着実に近づいている気がしてきました。
ただし、企業向けサービスではIE6対応は必須なんでしょうね。
一方で、最終的に IE6 がその幕を閉じるためには、互換性のあるIEをマイクロソフトが出すことしかないんだろうと推測してます。
ただ、IE8 のレンダリングエンジンには互換モードがあったりするのですが、IE6 相当は何故無いのだろう?
IE8のレンダリングモードと互換表示 - builder by ZDNet Japan
というわけで、着実に終わりに近づいている気はするものの、まだまだ IE6 の息は続くようです。